FiiOの旧フラッグシップモデルX7をレビュー
はじめに
FiiOより2015年に発売されたFiiO X7 ですが、訳あって格安で入手することができたのでレビューします。
値段的なハードルさえなければDP-S1ではなくX7を買っていたのである意味縁のあった(?)出会いだったのかもしれません。
軽くおさらい
X7はDACチップにESS ES9018Sを搭載しています。このチップはDP-S1やDP-X1などに搭載されているものとは違く。DP-S1に搭載されているES9018C2M(K2M)では1チップで2chのみ駆動となります。しかし、X7に搭載されているES9018Sは1チップで8ch分の駆動ができます。そこでFiioは、4chづつ振り分けることで、K2Mなどに比べより高いS/N比、ダイナミックレンジを実現しています。その分バッテリの消費は大きいですが、採用する価値はあったのでしょう。
X7の大きな特徴といえば交換式のアンプモジュールです。
現在はAM0,AM1,AM2,AM2A,AM3,AM3A,AM5
と7種類ものモジュールが販売されています。
それぞれオペアンプが違っていたり、出力にも差があるので使う機器によって使い分けられるガジェット的な楽しみがあります。
X7 + AM1
とりあえず今回のレビューではAM1モジュールでの評価をしていきます。
まず一聴してわかるのが音に芯があることです。これはDP-S1との大きな違いで、S1はすべての音が細かいことに対し、AM1は中域の押し出しが強いと感じました。モニターよりという音ではなく、リスニングよりの音作りで、聞いていて楽しい音です。特にXBA-A3と合わせるとノリノリになれますね。
音場はセンター、頭の正面に向かって三角形、のようなイメージの音場です。
個人的にはDP-S1よりも遥かに好みの音だったので、いまではメインDAPに昇格しようかと考えているところです。(メインDAPに昇格しました)
まとめ
訳あって格安で変えたFiio X7、とても満足です。
そうそう、ワケアリの理由ですが液晶の周りに白い枠ができているということです。本来の音楽プレイヤーとしての役目としては全く問題がないため、入手に至りました。
じつはこの記事の執筆時点でアンプモジュールのAM3AとAM5を入手しているので次回はこれらの記事になると思います。ちなみに現時点での個人的なお気に入りはAM5です。
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