Music Spiral

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オーディオで楽しく

所感:1/29 新しいDAP探し

 R3かR3 proで選ぶならR3 pro。UIの完成度が上がってる。無印は音がだいぶ軽い。ただ、正直な話このクラスだったらスマホでよくね?ってなる。音質で差を感じにくい上に聞き始めるまでのステップが増える。
 それでクラスを上げてU10万を聞いてみる。ただそのクラスだと音質がどうこう言う前にUXの部分で不満が出る。SoCの性能が低くて動作がもっさりとか、GMSが入ってないとか。YTMすらまともに動かないものに数万円出したくない。
 そうすると次世代のDAP…New R6とかが候補に上がるんだけど、高いんだな。Apple純正の3.5mmアダプタで満足してる自分がいる。結構好きな音で、ノイズも入らない。可用性が高い。
 流石だなと思ったのはA20万のDAP。このクラスは聞いた瞬間に音の良さを感じる。ただ、ここまで値段を積むならPCの新調に金を回したい。

ようやく音の抽象的な表現についてわかってきたっていう話

抽象的な表現

音って抽象的な表現がたくさんありますよね。

例えば、音が丸い、刺さる、解像度、解像感、分離感・・・などなど。

 

つい数ヶ月前まではこれらの表現についてよくわかっていなかったのですが、最近になってようやく理解が進んできたと思うので少し雑感でも。

 

はじめに、解像度という表現についてですが、私はこれを「音そのものの解像度」と捉えています。つまり、音数が多い≠解像度が高いということです。例えば、ギターの音そのものの表現力が優れているということだと思っています。

 

そして、解像感という表現は、「音がごちゃっと固まらずに一音一音はっきりと聞こえる」この状態を解像感が高いと思っています。だから、分離感も同じ意味だと捉えています。

 

刺さる。という表現を体感したければ実際に刺さると言われているイヤホンを聞くのが手っ取り早いと思います。本当に刺さってきます。痛いです。

 

音が丸い。これは音のエッジが立ってこないイヤホンの時に使われるものだと思います。

 

T8iEを1年聞いてきて、たまに違うイヤホンにするとこれらの表現がよくわかります。

 

他にもおっこれは・・・と思う表現があれば追記していきます。

 

 

 

 

ELECOMの完全ワイヤレスイヤホン、LBT-TWS01をレビュー

完全ワイヤレスイヤホンへの道

とうとうやってしまいました。完全ワイヤレスイヤホンを手に入れてしまったのです。

 

T8iEという超優秀なイヤホンがありながら、やはり利便性に勝つことはできませんでした。これ、すっごい便利なんです。

音質という面では逆上がりしても有線のものには敵いませんが、使い勝手が最高です。線がないって素晴らしい。

 

もちろんT8iEも使っています、家での利用がメインにはなってしまいましたが...

 

それでは本題へ

 

デザイン

真っ黒です。ぱっと見装着していても気づかれないかもしれないです。大きさはそこそこありますが、イヤーハンガーがあるため装着感は上々で頭を激しくふっても外れる気はしません。

 

表面はマット加工されているので指紋も目立たず落ち着いた印象でGOODです。

 

音質

やはり気になるのが音質。このイヤホンは完全ワイヤレスイヤホンとしては安い部類に入りますが、想像していたよりは良かったです。

とはいっても高音は荒く、シャリついています(エージングで多少改善?)低音は割と深いところまで鳴らし、ここは優秀なポイントです。外で歩いていても低音の不足感は感じさせません。

 

ボーカルは中央にしっかりと位置し、左右の定位感も上々です。

 

解像度はやや低めでそれぞれの楽器のディテールがきちんと描けている感じがしません。例えばSONYのWF-1000Xとかと比べると差を簡単に感じられます。

 

接続の安定性

非常に安定しています。コーデックがSBCなことも幸いしているのでしょうか。今のところ左右の接続が途切れてブツブツなる現象に遭遇していません。

 

ただ、いちいちスマートフォンと接続する際に、イヤホン本体の電源ボタンを押す必要があるのが唯一の難点です。とはいっても3秒ほどですが。

 

一度ペアリングを済ませてしまえばあとは接続が途切れることがなく、ストレスなく使える優秀なワイヤレスイヤホンだと思います。

 

まとめ

現在Amazonでは6,000円で売られています。その値段であればじゅうぶん買いだと思います。おそらく試聴機などもおいてあるはずです。

 

以上、ELECOMの完全ワイヤレスイヤホン、LBT-TWS01のレビューでした。

 

 

 

 

MDR-1Rを今更ながらレビュー

はじめに

MDR-1R。 それは2012年にSONYより発売されたヘッドフォン。

そのデザインは今でも新鮮に感じる、SONYの元看板ヘッドフォンだ。

 

耳に当たるパッドはふかふかで、側圧も強くないため、長時間使用していても苦痛になることはない。むしろ装着していて気持ち良いくらいだ。

 

ヘッドフォンの見た目は高級感があるが、実際にはプラスチックが多く使われており、軽量化に貢献している。その結果このクラスのヘッドフォンでは珍しい、重量240gという重さを実現している。専用キャリングケースもついていて、持ち運びも容易だ。また、ハウジングを平らにすることもできる。これによりカバンの中でかさばることなく持ち運びができる。

 

液晶ポリマーフィルムを使っていることが大きな特徴で、これにより高い内部損失を得ることができる。内部損失が高いと振動板固有の音がしにくく、より自然な音が得られる。

 

ケーブルは着脱式で、リケーブルを試すこともできる。付属ケーブルの表面には細かな溝があり、これにより摩擦を抑えられる。1.2mの長さで、もう一本、リモコン付きのケーブルも付属する。

 

私が一聴したときに気づいたのがドラムなど打楽器の自然さで、刺さりなどが皆無だったことだ。全体的には抜けの良い音で、高域はさっぱりとしていて、低音はレスポンスがよく、重低音が響くようなヘッドフォンとは真逆の位置にある。

 

このヘッドホンはとにかく聴き疲れとは無縁だ。爽やかな高音、スピード感のある低音、そして、装着感の良さ。これらが組み合わさることで長時間の使用ができる。

 

スペックは24Ω、感度は105dbだが、駆動力のあるプレイヤーを使ったほうが低音に心地よさが出てくる。スマートフォンなどでは、低音の量感が減ってしまい、ただでさえ少ない低音が更に少なくなってしまう。

 

まとめ

美音系のヘッドフォンで、後継のMDR-1A、1AM2などとはだいぶキャラクターが違うため、こちらのほうが好みだ、という人も少なくはないと思う。対1Aでは低音の量感がだいぶ違い、1AM2では音の傾向そのものが違うので、この3機種で迷う場合は要試聴だ。

 

MDR-1R自体、6年たった今でもバリバリ通用する現役のヘッドフォンだと思う。装着感の良いヘッドフォンや、低音はそこまでいらないよ、といった人におすすめだ。

FiiO X7用アンプモジュールのAM3をレビュー

FiiOがX7用に発売したアンプモジュールのAM3をレビューします。

 

 

AM3はまだAM3Aが発売される前に販売されていたアンプモジュールで、名前こそ似ていますが、中身は全く違います。そんなアンプモジュールです。

前回の記事でAM3は中古ですら見かけないと書きましたが、なんと探してみたらヨドバシカメラに在庫がありました。(3月15日現在では販売終了)

 

そんなこんなで入手したAM3をレビューしていきます。

 

 

 

1,特徴

AM3の特徴はAM3A同様3.5mmシングルエンド出力と2.5mmバランス出力を備えていることです。

 

AM3の2.5mmバランス出力はAstell&kernのピンアサインと一緒のため基本的に市場に出回っているどのケーブルでも使用できます。

 

AM3のオペアンプとバッファにはすべてTIのOPA1622が使用されています。

バランス出力のために4基とシングルエンド出力のために2基となかなか豪華な構成になっています。

この構成のため、バランス出力はフルチャネルで行われます。

豪華な構成のぶん、バッテリーの駆動時間は最低6時間と短いです。

 

このAM3もまた、AM3Aと同様FiiO X7と色が合いません。

 

ですが、ケースをつけてしまえば隠れてしまうので気にすることはありません。

 

2,音

結論から言えばAM3Aよりも音質は良いです。

 一聴してわかるのが、AM3AよりもAM3のほうが元気だということです。

 そしてだんだんと長い時間聞いているとわかってくることがいくつかあります。

AM3AよりもAM3のほうが音の分離がよく、特に高音の抜けがよいです。

AM3Aだとどこかもやもやした印象を受けていたのですが、AM3ではそれがなくなり、さわやかな印象に変わります。

しかし、AM3Aにもいいところがあります。

AM3は外部ノイズに大変弱く、スマホなどの電子機器が近づくとすぐにノイズ拾ってしまいます。音楽の静かな部分のみでそれが目立つのならば問題はないのですが、盛り上がっている場面でもそれが聞こえてきてしまうのですこしやっかいです。

それに対してAM3Aはスマホなどの外部ノイズに強く、それらを近づけてもノイズを拾うことはありません。

そのため、電車通勤などで使用される方はAM3だとなかなか厳しい部分があると思います。

 

ただ、音だけで言えばAM3のほうが良いので、ノイズに左右されない環境で使用するのであれば、圧倒的におすすめです。

 

3,電池もち

 AM3の低電力版であるAM3Aと比べるとやはり電池もちは悪いです。

とはいえそこそこバッテリーが劣化したX7でも5時間は持ちます。

 

4,まとめ

 

AM3、私的にはとても気に入っています。

今では入手が難しくなってしまいましたが、もし手に入れることができる機会に巡り合ったその時は、絶対に手に入れて置くことをお勧めします。

 

 

FiiO X7用アンプモジュールのAM3Aをレビュー

 

 FiiOがX7/X7 mk2用に発売したアンプモジュールAM3Aを軽くレビューします。

 

 

 

AM3AはX7 Mk2と抱き合わせで発表されたアンプモジュールで、もともと販売されていたAM3の省電力版ということになります。このAM3Aの発売に伴って、AM3の販売は終了となったため、今では入手が困難になっています。

 

オリジナルAM3とAM3Aではオペアンプの違いもありサウンドがかなり違うといった話も聞くので入手してみたいところですが、いかんせん中古ですら見かけないのでなかなか聴き比べをすることは難しそうです。

開封

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AM5と同じ箱に入って届きました。

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中を開けるとやはり缶ケースが。 

 

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そして"Thank you choice FiiO"の袋が。

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最後に本体が現れます。(画像はAM5ですが…)

特徴

 AM3Aの一番大きな特徴は2.5mm4極バランス出力と3.5mm3極シングルエンド出力が備わっていることです。

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2.5mm4極バランス出力のピンアサインはAstell&Kernと同じのため汎用性があります。

推奨はされていないでしょうが3.5mmと2.5mmで同時に出力、なんてこともできます。

 

 オペアンプとバッファにはTI社のOPA926を2基とAD8620をを使用しています。

AM3との大きな違いはこの点で、 AM3ではOPA1622を6基採用しています。

しかし省電力版のAM3AではこのOPA1622を2基採用と少なくなっています。

そのためバランス出力の際にフルチャネルでの出力ではないということになります。

ただしバッテリーの消費は改善されています。

AM3の公称駆動時間が6時間なのに対し、AM3Aでは8時間と2時間のアップになります。

 

 AM3AはX7 Mk2用に開発されたモジュールなだけあってX7とは色が合いません。

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AM3Aのほうが若干明るい色になっています。

 

 2.5mmバランスの方から。イヤホンはT8ie mk2になります。

 DP-S1との比較になります。

 一聴してわかるのが音の立体感で、DP-S1では音が平面的に広がりますが、AM3Aでは音が前後左右にひろがる立体感のようなものが感じられます。DP-S1に比べアンプにパワーがあるので、低音に力強さを感じられます。

 アンプ側での味付けは少なく、AM5みたいに味付けしてますよ~というタイプではありません。むしろスッキリしています。AM5同様に解像力はトップクラスです。

 アンプ自体の特徴は高域寄りで、スピード感のある音です。音の余韻は少なく、前述の通り味付けは少ないです。

 T8ie mk2ではホワイトノイズが少し感じられたのでANDROMEDAなどの感度の高いイヤホンでは要注意かもしれません。

 

 3.5mmでは2.5mmに比べ音のヌケが悪くなります。それにともなってスピード感も減少し、全体的におとなしい音になります。ただ、基本的には2.5mmのサウンドと同じ傾向です。

 

 

 

電池持ち

 電池持ちは前述の通りAM3の省電力版ということもありX7用アンプモジュールの中ではいい方です。

 だいぶ劣化しているX7でも6時間はまず持ちますので、新品のX7やX7 mk2ならば8~9時間は持つと思われます。

 

その他

発熱もありますが、AM5ほどではないので気にすることはないでしょう。

 

まとめ

AM3Aもいいアンプモジュールです。AM5同様パワーの有るアンプなのでよっぽど能率の悪いイヤホン、ヘッドフォンでない限り鳴らす上で困ることはないと思います。

こちらもAliexpressのFiiO公式にて半額セールが行われることがありますのでぜひ手に入れてみてください。

 

 

 

 

 

 

FiiO X7用アンプモジュールのAM5をレビュー

開封

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こんな箱に入って届きました。

AliexpressのFiiO公式から購入したものです。

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中を開けるとアルミ缶のようなものが・・・

 

 

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中2

そして中には"Thank you for choice FiiO"と。なかなか粋な作りですね。

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中3

最後にアンプモジュールが出てくるという仕掛けでした。パッケージングとしては結構好きです。

特徴

AM5の一番の特徴に、出力が大きいということがあります。

 

FiiO公式の表を見れば一目瞭然で、X7付属のAM1の出力が200mWに対し、AM5は800mWと、かなりの差があります。

 

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  AM5は大型のヘッドフォン(HD800等)を鳴らすために作られたモジュールらしく、そのためこの大出力になっています。

また最大出力電圧も11Vp-pとあのChord社のMojoと肩を並べられるほどの出力を持ち合わせています。

 

オペアンプには高級なMUSES02を搭載し、バッファにはTPA6120を搭載しています。

MUSES02は言わずと知れたオペアンプなのでよいですが、TPA6120はSonyのPHA-3などにも搭載されていて、このチップ一つで大きな出力を得られるというとっても便利なICです。

 

 

肝心な音についてです。

一聴してわかるのが低音のスケール感で、どっしりとした低音が耳に飛び込んできます。また音場も広く、個人的にはAM3Aよりもイヤホンによっては広いと感じます。

 

音の傾向としては少しドンシャリな特性で、かまぼこ型のイヤホンとの相性は良いと感じます。

 

スピード感のある音と言うよりもまったりとした雰囲気のある音のためメリハリの有るイヤホンやヘッドホンと組み合わせると相性が良いように感じられます。

 

また、アンプ自体にそこそこの味付けがされているので意外と相性の差があると感じられます。というよりも重低音が出るイヤホンまたはヘッドホンではないとまずこのAM5の実力は発揮できません。実際いくつか手持ちのイヤホンで試してみたのですが、この特徴が顕著に出るようで、AM5にはXBA-A3よりもCKR10やT8ie mk2のほうが相性が良かったりということがありました。イヤホンではBA型よりもD型のほうが相性が良いです。

 

ホワイトノイズはなく、感度の高いT8ieでも特に目立ったノイズは感じられませんでした。

 

 

電池持ち

 

正直な話電池持ちは他のアンプモジュールに比べてかなり悪いです。

5時間はまず持ちますが物足りないというところでしょう。

所有しているX7のバッテリー自体かなり劣化していると思うのでX7 mk2で使う場合はだいぶこの電池持ちは改善されると思います。

 

その他

 

発熱がそこそこあります。

布団の中などで再生したまま放置しておくと少し手で持つのも危ないくらい熱くなります。

机において再生している分では特に気になりません。

 

 

まとめ

AM5。いいモジュールですね。特にパワーには困らないアンプなので下手するとそこらのポタアンよりもパワーが有るなんてことも・・・

音にはかなり味があるので好みが分かれると思います。

これから入手される方はAliexpressにてたまに半額セールが行われるのでその機会にぜひ入手してみてはいかがでしょうか。